DSP/RTB オーディエンスターゲティング入門
DSP/RTBオーディエンスターゲティング入門 ビッグデータ時代に実現する「枠」から「人」への広告革命 (Next Publishing)
- 作者: 横山隆治,菅原健一,楳田良輝
- 出版社/メーカー: インプレスR&D
- 発売日: 2012/05/25
- メディア: オンデマンド (ペーパーバック)
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web広告の裏側って今こんなんなっとんのか!
まずは仕組みを学びましょう。
1.バナー広告の表示の仕組み
※「面」のコンテンツがあるサーバーを「コンテンツサーバー」
※広告画像を配信するサーバーを「アドサーバー」
Step1.アドサーバー
ユーザーがwebページを閲覧。
↓
ブラウザがウェブページのファイルを格納しているサーバーに画像を送るようにリクエストをかける。
(ブラウザはPCのドメインやIPアドレス、OSやブラウザーやバージョンの情報をアクセスしたサーバーに送っている。要はアナリティクスでみれる内容だよね)
↓
アドサーバーが広告画像を読み出し、コンテンツサーバーには「広告配信タグ」によってアドサーバーから画像が送られる↓
↓
バナー広告が表示!
アドネットワークとして最初に最大手になったのは米国のダブルクリック
→グーグルに買収
Step2.第三者配信(third party )
※SEM(サーチエンジンマーケティング):ワード検索によって情報を探すネットユーザー行動をマーケティング活動に応用する考え方とその施策
※SEOはサーチエンジンオプティマイズの略!
※第三者配信サーバー=バイイングサーバー=セントラルサーバー(購入側)
広告主はキャンペーンを組んで、複数のネット媒体をしようするので、複数サイトにまたがるキャンペーン広告配信を一箇所のアドサーバーで配信管理することができるようになる。
Step3.DSP/RTB
SSP
↓DSPにビッドリクエスト
(ユーザーID(クッキー)、IPアドレス、ブラウザー、OS情報、掲載先ドメインとコンテンツカテゴリー、広告枠ID、広告サイズ、掲載を許可する広告主、業種、などの情報が含まれている)
↓
DSPはリクエストの分析を行い、買い付けをする
※※25pと35pを創る
2.「枠」から「人」へのパラダイムシフト
従来の「枠」もの広告は配信量の保障はされているが、出向終了後に評価して再度その広告メニューを買うか買わないか決めるPDCAと比べ、広告を1配信ずう買うことで、その効果効率の最適化がしやすくなり、「継続的にPDCAを短いサイクルで回す」ことが実現できるようになった
3.内部データと外部データ
インプレッションを判断する仕組みとは?
①SSP側から送られてくるビットリクエスト
ユーザID、掲載先ドメイン、コンテンツカテゴリー、広告枠ID、広告サイズ、掲載を許可する広告主、業種、IPアドレス、ブラウザー、OSなど媒体の「枠」に関する情報
②広告主自身が持っている情報
ビットリクエスト情報の中のユーザID(クッキー)
→これがリターゲティングを実現する
③第三者から提供されるオーディエンスデータ
オーディエンスターゲティング
→外部オーディエンスデータの提供元はDMP
プロバイダーターゲティング
GEOターゲティング
※うちのオーディンス拡張の中身ってどうなってるんだろう?
4.Look a like-Discovery
外部オーディエンスデータと、自社サイトでCVした内部オーディエンスデータを掛け合わせて、CVした人がどういうオーディエンスだったのかを知る。
自社のCVデータを用いて、自社の顧客像を見出しその対照へクリエイティブを最適化してコミュニケーションを図る
5.レスポンスを最適化する
・反応のよい媒体を探す
・反応のよい時間帯を探す
・反応のよいオーディエンスを探す
・反応のよいクリエイティブを探す
・反応のよい回数を探す
●フリークエンシーコントロール
反応のよい表示回数を探す
●ロードバケット
リーセンシーとフリークエンシーの組み合わせ
6.インプレッションを計測する第三者配信
媒体に広告配信タグを入稿することで、多数の媒体に横断的に広告配信と、統一のレポート作成を可能にする。
媒体を横断して、ユーザーごとに何回表示したかの評価ができるグローバルフリークエンシー、広告表示回数ごとに広告画像を切り替えることができるシークエンス配信が可能。
7.CVまでのフェーズをブレイクダウンする
認知→訪問→トライアル→コンテンツ閲覧→申し込み
など、CVはブレイクダウンし、それぞれの高さを縮めていかなければならない。
※自社の強みを理解し、より深堀する。
【読書】プロ脳のつくり方
―プロフェッショナルであるためには、
「型」を身につけなければならない―
型、である。
私が一番苦手にしている、「フォーマット」という概念である。
しかし苦手は無くさなければならない。
論理的思考法をクセにするための第1冊。
会社が休みに入っているときにマスターすべき下記事項。
どんな組織でも付加価値を創造できるようになるために。
①提出レポートをソフィスティケイテッドすること、
情報精度を高め、クライアントの財産となるべき 資料とすること。
→プロダクトのアウトプットの理解深度の強化
→データ読解力、加工力強化
→他プロダクトとの比較精度強化
→適切な軸の設定により、意味ある分析を導き出す
②フォーマットの統一
→ナンバリング・ラべリングによるMECE力強化
→フォーマット最適化
→インプット/アウトプット定義の確定
③簿記3級(毎日4時間)
→経営力強化
→数字の使い方を学ぶ
→定量化を学ぶことにより、ロジック力を強化
→シミュレーションの実践による分析力強化
④営業力、折衝力、交渉力強化
→意思決定の際のディシジョン・ツリー作成のシミュレーション
→現状クライアントの3C,4Pフレームワーク作成
→過去失敗事例を知る(プロダクトの状態を把握し、ベストプラクティスとの差異を認識し、今後の活かす)
→問題を発見し、解決策を見出す(ピラミッド構造によるメッセージ要約と説明)
→一言で一番重要なメッセージを伝えられる分析を(エレベーター・ピッチ)
→交渉時の争点整理とシナリオ化徹底
→コンセンサスの積み重ねと、信用のバケツに水を貯める事
→ストックホルム症候群の意図的作成
→期待値コントロールのための現状の期待値把握
⑤スケジュール管理力強化
→ゴール設定、マイルストーン設定、各マイルストーン事の達成度測定方法の策定
⑥将来構想を練る
→フォーチュン掲載企業に勤める?
→30歳でNY勤務?
―まとめ―
企業は価値をつくり出す仕組みの入った箱である。
①お金を調達してきて
②そのお金で資産を調達し
③仕組みと資産を使って付加価値を生み出し
④その付加価値の対価が収益となる
⑤将来の収益を現在の価値に直したものが企業価値となる